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太陽系に「第9惑星」? 天体のゆらぎ 緻密に計算  (1/2ページ)

2008.2.28 08:16
想像図。右側の光は約150億キロ離れた太陽(フェルナンド・ダンドレア氏、神戸大提供)想像図。右側の光は約150億キロ離れた太陽(フェルナンド・ダンドレア氏、神戸大提供)

 ■国際探索、10年以内に発見か

 コペルニクスの地動説とガリレオの天体観測によって、人類が「地球は太陽系惑星の一つ」と認識してから約400年。現在までに新たに見つかった太陽系惑星は天王星(1781年)、海王星(1846年)の2つしかない。1930年に発見され「第9惑星」とされていた冥王星は、2006年に国際天文学連合が採択した惑星の定義から外れ、「準惑星」に位置づけられた。神戸大学の向井正教授らが理論的に存在を予言した「未知の惑星」が見つかれば、世紀の大発見となる。(中本哲也)

 今回の理論予測の方法は、「天王星の軌道のふらつきから、海王星の存在を予言した19世紀の手法に似ている」という。

 天王星に相当するのは、1990年代以降に海王星の外側(40〜50天文単位)の領域で多数見つかった太陽系外縁天体だ。

 これらの天体の軌道のゆがみや傾斜を説明するために、さらに外側に惑星クラスの大きな天体が存在すると仮定。膨大な数値シミュレーションの結果から、未知の惑星が存在する可能性が高いと結論づけた。

 海王星が予言通りに見つかった成功にならい、20世紀初めには米国の天文学者、ローウェルが「海王星の外側にも惑星がある」と予言し「惑星X」と呼んだ。この予言は、弟子のトンボーによる冥王星発見につながる。だが、海王星のふらつきから惑星Xの位置を求めたローウェルの理論計算は間違いで、そこに冥王星があったのは奇跡的な偶然だった。冥王星には海王星の軌道を乱すほどの大きさはなく、発見から76年後に「惑星」から外された。

 このような歴史的経緯から、向井教授らが予言した未知の惑星は、21世紀の「惑星X」と位置づけられる。ブラジル人研究員のリカフィカさんの元には「あなたたちの惑星Xは、国際天文学連合の定義を満たすのか」などと、各国のジャーナリストから質問が寄せられているという。

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想像図。右側の光は約150億キロ離れた太陽(フェルナンド・ダンドレア氏、神戸大提供)
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