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【外信コラム】ロンドンの甃 プレミアリーグの光と影
このニュースのトピックス:海外サッカー
世界の超一流、人気選手が集まるサッカーのイングランド・プレミアリーグはファンにとって垂涎(すいぜん)の的である。試合がある週末になるとテレビの前にくぎ付けとなり、華麗なドリブル、パス、豪快なゴールにため息をついている。
外国資本の流入でプレミアリーグ20クラブの半分が海外の大富豪らによって所有され、選手の多国籍化も進んだ。公式戦の一部を海外で開催する計画については、さすがに国内ファンの反発でイングランド・サッカー協会(FA)が却下した。
精力的に試合を観戦しているイタリア人代表監督、カペロ氏は「プレミアでプレーするイングランド出身者は全体の38%。代表チームのキーパーを選ぼうとしても38歳のベテランか21歳未満の若手かという選択になる」と代表の空洞化を指摘した。
スペイン代表FWトーレス選手が所属する名門リバプールでは先日、先発出場したイングランド出身者はMFジェラード選手ら2人だけだった。出場機会を奪われたイングランドの若手選手の成長はとても期待できない。外国資本が潤沢に入るトップクラブと下位チームの対戦では勝敗より人気選手の活躍が話題になる。
市場開放で国内企業が淘汰されるのを「ウィンブルドン現象」と呼ぶ。プレミアリーグは興行的には大成功を収めた。しかし、代表チームの若手育成という大きな課題が残った。(木村正人)
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