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【動画】探訪/朝日に浮かぶ岩の彫刻群 和歌山県串本町・橋杭岩 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:論争「朝日vs産経」
夜明けを待つアマチュアカメラマンに混じって桟橋の上に立った。午前5時半過ぎ、漆黒の闇に包まれていた世界が青みがかり始めた。満天の星が空に溶け、代わって海から突き出た奇妙な形の岩がシルエットとなって浮かび上がってきた。
「橋杭岩(はしくいいわ)」は自然がつくり出した岩の彫刻群。本州最南端、民謡「串本節」で知られる和歌山県串本町にある名勝だ。吉野熊野国立公園内にあり、大正13年には国の天然記念物に指定された。
♪ここは串本 向かいは大島、と歌われるように町の東側の海岸から対岸の紀伊大島へ向かって大小合わせて40もの奇岩が850メートルにわたってほぼ一直線に並ぶ。まるで橋の杭のように見えることからこの名が付けられた。
今から約1400万年前、地殻変動によってマグマが上昇。冷え固まってできた厚い板状の岩脈のうち、泥岩でできた柔らかい部分が黒潮で浸食され、このような荒々しい形状になったといわれる。
一方で地元にはこんな説話が伝わる。その昔、この地を訪れた弘法大師と天の邪鬼が大島まで一晩で橋を架けられるかどうかの賭けをして、弘法大師が立てた杭の名残である−。この方がロマンがある。



