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ブルトレとともに「銀河」運転士も今春引退
このニュースのトピックス:ウイークエンド「MSN産経ニュース」
3月14日が最後の運行となる寝台急行「銀河」と寝台特急「なは・あかつき」の廃止を惜しむのは、鉄道ファンばかりでない。国鉄時代から33年にわたり機関車を運転してきたJR西日本大阪電車区の運転士、宮城日出男さん(59)は今年5月、これら3本のブルートレイン(ブルトレ)に続いて現役から退く。「定年退職したら、教え子が運転する客車に乗りたかったのですが…」。あとわずかとなったブルトレの乗務に、自らの半生を重ねる。
宮城さんは昭和43年に国鉄に採用。当時としては若い26歳で機関士となった。最初はビールやセメントを運ぶ貨物列車を運転し、なめらかに減速するブレーキ操作を身につけていった。ブルトレに乗務できたのは10年余りたってからのことだ。
「寝台料金と特急料金をいただくのに、お客さんを下手な運転で起こすわけにはいかない。食堂車の皿を割ってもいけませんしね」。無駄な操作をしないよう、坂やカーブなどの位置を必死で覚えたという。
現在は電車乗務が8〜9割を占めるようになったが、銀河の大阪−米原間、なは・あかつきの京都−姫路間を運転している。夏場は室温40度以上にもなる運転席で集中力を保たねばならず、勤務は深夜や早朝に及ぶ。
けっして楽ではないブルトレの乗務だが、熟練した運転士しか任せられない花形の仕事でもある。今も希望する若手は多く、親子ほど年の離れた運転士からよく相談を受けるという。
宮城さんは言う。「運転士はいい列車があると、いつか自分が乗るんだという目標を持って技術を磨いていくんです。そういう意味でも、ブルトレの引退は寂しい」

