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【断 伊藤えん魔】男女不平等建築ノススメ (1/2ページ)
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公共施設を利用する日常の中にあって、男女が互いによく知らないものがある。それは、男性用、女性用、それぞれのトイレの広さだ。普通、建物内に占めるそれぞれの専有面積は同じはず。だが、これこそが男女平等ではない。
俺たち舞台演出家が頭を悩ませることに、「上演途中で休憩を挟むかどうか」ってのがある。集中して作品を観(み)てもらうためには休憩はとりたくない。しかし、長編の場合はそうもいかない。「ここで5分休憩します」が命とり。下手をすれば「ダラダラ長い」「集中が切れた」「ギャグが古い」等々、芝居評はガタ落ちだ(休憩に無関係な理由もあり)。
同じ作品でも劇場によって必要な休憩時間が変わる。大劇場になればトイレも快適で広い。ともすれば隣客と一つ間を置いて用を足すことすら可能な男性客は、余裕で着席。一方、女性客は長蛇の列にうんざり顔。