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“幻の魚”ブランド化へ 養殖クエを本格供給
このニュースのトピックス:食・グルメ
クエを食ったらほかの魚はクエ(食え)ん−。高級魚として知られるクエの養殖に取り組む近畿大水産研究所(和歌山県)が、温泉街で有名な和歌山県白浜町の旅館などへ本格的な供給を始めた。白浜観光協会などがブランド化を目指してPRしている。
本州中部以南に生息するクエは漁獲量が少なく“幻の魚”と言われてきた。水産研究所が昭和63年、困難とされた養殖に成功。その後も3−5キロの成魚に育てるノウハウを確立、試行錯誤の末に年間約4000匹を供給できるまでになった。
平成18年冬、年間約300万人の観光客でにぎわう白浜町の観光関係者らが、味の面からも「天然のクエに引けをとらない」と太鼓判を押したことで、本格供給に道が開けた。
19年6月にはブランド化を目指す協議会が発足。同年11月から大手旅行会社数社がクエ鍋付き温泉ツアーを売り出した。観光協会の山際一伸専務は「10年以上前から日本海のカニに匹敵する名物を探してきた。養殖クエの本格供給は悲願」と話す。
地元の盛り上がりを受け、水産研究所は養殖クエを町内約20のホテルや旅館に優先的に供給。村田修副所長は「地元の町おこしが第一。白浜をクエの町にしていきたい」と意気込んでいる。
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