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子供のころ欲しかった漫画や文庫本を一気に…広がる「大人買い」 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:趣味の世界
▽おまけから火が付く
大人買いは、もともとは子供向けのおまけ付き菓子でいち早くブームとなった。
江崎グリコは平成13年から17年にかけて「タイムスリップグリコ」シリーズのキャラメルを発売。鉄人28号やウルトラマンといったヒーロー、大阪万博の「太陽の塔」や各国の展示館の模型など20世紀の懐かしさを感じさせるおまけを付けたところ、小売店向けの八十個入りのケースごと買っていく大人がいるなど大ヒットした。
今年の年始にかけては、コンビニのセブン−イレブン・ジャパンと日本コカ・コーラが、歴代の配送車をモチーフにした小型の無線操縦カー(4種類)1台を付けたコーラ(1セット798円)を発売。
「子供だけでなく、リモコンカーにあこがれた世代の大人も対象にした」という。限定販売ということもあって人気を呼び、まとめて買う客が多く、ほぼ完売した。
▽自分にご褒美
こういった大人買いはなぜ広がっているのか。博報堂買物研究所の長谷川宏所長は「大人買いには、自分にご褒美を与えることで生活に活力をもたらすという効用がある」と分析する。
ただ子供のころのように、少しずつ買い足してそろえた時の達成感は味わえない。長谷川所長は「人間には、買う過程をしっかりと味わった方が、買った物への愛着もわくという面がある。過程を省いて大人買いした物に対してどれくらい愛着を持てるか、少し気になる点だ」と指摘している。

