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【街物語】(7)向田邦子と鹿児島 暖かさ変わらぬ原点 (4/4ページ)
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和子が小学生時代、邦子が通信簿の保護者欄に書いてくれた一文がある。
「やや、積極性に欠けるが、やらせれば最後まで責任を持ってやりとげる」
この姉を裏切りたくない。和子はそんな思いで、死後27年がたった今も作家・向田邦子の“語り部”を続けている。25周年には代表作「あ・うん」の舞台を初めてプロデュース。時は流れ、姉本人とかかわった人も少なくなったが、「これからは芝居や本を読んで興味を持ってくれた人に手渡していきたい」と考えている。
8500点にのぼる邦子の遺品は、鹿児島市内のかごしま近代文学館に寄贈した。
「母が『鹿児島に嫁入りさせましょう』って言って決まったの。あそこは、邦子姉が嫁いだ土地。いつ行っても受け入れてくれる、そんな暖かさを体で感じられる土地を持てて、私も幸せだと思うの」
=敬称略
(村山玲子)










