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「音楽を医療に役立てよう」日本音楽医療研究会が始動 (1/2ページ)

2008.1.13 18:20
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 音楽を医療に取り入れ、麻酔の量を減らしたり、発語を促すなどの治療に役立てようと、医師や音楽療法士による「日本音楽医療研究会」(会長、岩田誠・東京女子医科大学神経内科主任教授)が動き出した。医療分野での音楽の活躍の場を広げ、患者の早期回復につなげたい考えだ。欧米ではすでに、臨床試験のデータなどによる科学的根拠に基づく医療の成果も発表されており、今後の日本での研究、実践が注目される。

 音楽療法は、音や音楽を患者らに聞かせ、心身の諸問題を改善させる療法。米国では小児科やリハビリテーションなどの診療で応用している。

 同研究会顧問のジェーン・スタンレー米フロリダ州立大学教授は日本での講演会で「NICU(新生児集中治療室)で音楽を奏でる特殊なおしゃぶりを、未熟児に使用すると、未熟児のほ乳力がアップして入院日数が減った。このおしゃぶりは医療器具として認定されている」と報告するなど、研究に余念がない。

 一方、日本では介護や障害児教育などの現場で実践されたり、音楽療法を研究する団体もあるが、一般にはなじみが薄く、「音楽療法はリラックスのため」などとあいまいな印象を持たれているのが現状だ。

 そこで、医療分野に特化した研究を深めようと、呉東進・東京女子医大准教授らが中心となって研究会を発足。昨年12月、設立総会を開いた。

 医療現場での普及が難しい理由は、音楽療法士の資格は日本音楽療法学会が認定しており、国家資格でないため医療職としての役割や地位が確立されていない▽臨床での科学的な研究が少ない▽音楽療法が保険適用外−などが挙げられる。

 そこで、研究会では今後、学術集会の開催や会員による共同研究などで事例、データを積み重ねて成果を実証、音楽療法の普及を図っていく方針だ。

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