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【京都MONO語り】にほひ袋「石黒香舗」 ちょこっと飾って 忍ばせて (1/3ページ)
このニュースのトピックス:「SANKEI EXPRESS」から
天然の香木をを調合し、袋に入れた「にほひ袋」。衣装の移り香は防虫効果だけでなく、癒やしの面でも親しまれる。平安時代から続くきんちゃくを発展させ、インテリア風の創作小物などを生み出したのも京都流だ。
■ふんわり香る 乙女の宝物
つぶらな瞳をしたネズミを米俵にのせたり、羽子板にあしらったりした置物。はたまたキーホルダーや携帯ストラップにも。新春気分を盛り上げる干支の小物のすべてが、にほひ袋という。
「芸術品でなく、ちょこっと飾ってもらえるものにしてるんです」
「全国唯一」を掲げる、にほひ袋専門店「石黒香舗(いしぐろこうほ)」の5代目社長、石黒道生さん(58)が製品に込めた思いを語る。20代で家業を継いだが、「小売りなんか、ほとんどない時代。お客が一日に数人という感じで細々とやっていました」。
にほひ袋は宝飾品などと同列扱いで物品税を課されたため、日々の製造数を申告する規制を嫌い、競合相手もなかったという。1989年の消費税導入で規制が緩和され、さまざまな創作にほひ袋の生産に取り組めるようになり、バブル経済期に入ったことも重なって、土産物や贈答品などとして人気に火がついた。









