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【京都MONO語り】にほひ袋「石黒香舗」 ちょこっと飾って 忍ばせて (1/3ページ)

2008.1.9 15:36
このニュースのトピックス「SANKEI EXPRESS」から
キーホルダー型や巾着型などの小さなにほひ袋=にほひ袋専門店「石黒香舗」(京都市中京区)キーホルダー型や巾着型などの小さなにほひ袋=にほひ袋専門店「石黒香舗」(京都市中京区)

 天然の香木をを調合し、袋に入れた「にほひ袋」。衣装の移り香は防虫効果だけでなく、癒やしの面でも親しまれる。平安時代から続くきんちゃくを発展させ、インテリア風の創作小物などを生み出したのも京都流だ。

 ■ふんわり香る 乙女の宝物

 つぶらな瞳をしたネズミを米俵にのせたり、羽子板にあしらったりした置物。はたまたキーホルダーや携帯ストラップにも。新春気分を盛り上げる干支の小物のすべてが、にほひ袋という。

 「芸術品でなく、ちょこっと飾ってもらえるものにしてるんです」

 「全国唯一」を掲げる、にほひ袋専門店「石黒香舗(いしぐろこうほ)」の5代目社長、石黒道生さん(58)が製品に込めた思いを語る。20代で家業を継いだが、「小売りなんか、ほとんどない時代。お客が一日に数人という感じで細々とやっていました」。

 にほひ袋は宝飾品などと同列扱いで物品税を課されたため、日々の製造数を申告する規制を嫌い、競合相手もなかったという。1989年の消費税導入で規制が緩和され、さまざまな創作にほひ袋の生産に取り組めるようになり、バブル経済期に入ったことも重なって、土産物や贈答品などとして人気に火がついた。

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キーホルダー型や巾着型などの小さなにほひ袋=にほひ袋専門店「石黒香舗」(京都市中京区)
子年にちなんだ様々なにほひ袋=にほひ袋専門店「石黒香舗」(京都市中京区)
左から子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)…と十二支のにほひ袋。今年の干支はタイミングよく、先頭のネズミだ=にほひ袋専門店「石黒香舗」(京都市中京区)
左から午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(いのしい)=にほひ袋専門店「石黒香舗」(京都市中京区)
あれこれ目移りするほど多彩な生地やひもから、好みの組み合わせを選択。着物姿の店員が目の前で、にほひ袋を作ってれる=にほひ袋専門店「石黒香舗」(京都市中京区、加藤孝規撮影)
花の形のにほひ袋=にほひ袋専門店「石黒香舗」(京都市中京区)
柱掛け用のにほひ袋=にほひ袋専門店「石黒香舗」(京都市中京区)
にほひ袋専門店「石黒香舗」の看板=京都市中京区
にほひ袋専門店「石黒香舗」の店内=京都市中京区(加藤孝規撮影)

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