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【探訪】朝日が照らす海の庭園 千葉県鴨川市・鴨川松島
このニュースのトピックス:論争「朝日vs産経」
大きさも形もさまざまな島が庭石のように海面から顔をのぞかせる。見る場所や時間帯、天候によってその表情は七変化する。中でも水平線から昇ったばかりの朝日をバックにしたシルエットが特に美しい。
千葉県鴨川市の「鴨川松島」。弁天島(標高40メートル、周囲500メートル)をはじめ、雀島、荒島、鵜島など7つの小島と30以上の岩場が海岸線に点在する。外房随一といわれる景勝地だ。
規模は小さいが日本三景の松島(宮城県)を思わせる景観から名付けられ、「新日本百景」に選ばれた。
この地形の生い立ちについては諸説ある。鴨川市郷土資料館によると、海底噴火でつくられた「枕状(まくらじょう)溶岩」が周辺のがけやいくつかの島で見られることから、地殻変動が関係していることは間違いなく、加えて風化により形成されたと考えられている。
弁天島と荒島には、鴨川漁港の堤防から橋が架かっているため観光客や釣り人の姿も多い。
「磯釣りは風景が大事なんです。ここでのんびりさおを出すのが何よりも楽しみ」
弁天島で磯釣りを楽しんでいた同県市川市の元会社員、野木義之さん(66)は日焼けした顔をほころばせた。「冬はメジナ、春と夏はクロダイ、秋はイシダイを狙う」。通い続けて30年、何度足を運んでも尽きない魅力がある。
近くの仁右衛門島などの人気スポットに比べると、“隠れた景勝地”の位置付けにある鴨川松島。野木さんらとの出会いで、この地の真の魅力を確信した思いだ。(写真報道局 大井田裕)



