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北摂特産の「菊炭」守る活動本格化 千利休も愛用 (2/2ページ)
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菊炭の生産には、窯の中の空気量の微妙な調整など高度な技術が必要となるうえ、材料のクヌギも枯らさないよう絶妙のあんばいで切ったり育てたりする。ボランティアらは現役の炭焼き職人からも技術を学び、クヌギ林を守るために下草を刈るなど地道な活動を続けてきた。
その甲斐あって、ボランティアらは昨年までに兵庫県宝塚市に専用窯の「宝菊窯(たからぎくがま)」などを2基設置。徐々に軌道に乗って昨年1年間の生産量は約3トンにのぼり、菊炭を使った工芸品作りも手がけるようになった。
ボランティアの一人、植杉軍市さん(62)は「生産の増加とともに、菊炭の工芸品という側面からも菊炭の伝統を伝え続けたい」。今では他の団体が菊炭講座を開く際に講師も務めており、「菊炭職人」として活動の幅を広げている。
ボランティア職人は今では総勢50人になり、菊炭体験講座は今年、4回目が開講される。生産増を目指し、新たな窯を製造する計画もある。
講座を開設したシニア自然大学の理事、堤正克さん(68)は「菊炭の生産には時間と体力が必要な作業が多く、1人で守るには限界があるが、数人が集まれば具体的な取り組みもできる。これからも伝統の逸品を守りたい」と話した。



