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新春対談「日本人の心」(3) 正論大賞・佐伯啓思氏、日文研教授・猪木武徳氏 (1/4ページ)

2008.1.3 14:27
このニュースのトピックス新春特別対談・インタビュー
猪木武徳国際日本文化センター教授猪木武徳国際日本文化センター教授

猪木 ナショナリストだと思いますよ(笑い)。日本人をやめることはできないでしょう。髪を染めても…。自己愛を否定はできません。

佐伯 そのときに、何を日本人の核として取り出すか。日本人は、利己心をそぎ落としていったときに人間はまともなものになりうるだろうと考えてきた。利よりも義とか道とか。アメリカが悪かったと言っているのでなく、戦後、アメリカを無条件にモデルにしてしまった日本人の精神構造に問題があります。戦後60年そういうことを続けると、自分たちがいったい何者か分からなくなってしまっているという状況です。

 −−心の問題が原因だと

佐伯 それが政治の極端な情緒化、パフォーマンス化につながっている。

 −−家族の間の殺人がおきるのも…

佐伯 普通には考えにくい犯罪が次々起きる根本原因は、日本人の精神がいつの間にか核心を失ってしまったことにあります。

 −−制度の問題ではない

佐伯 もちろん制度疲労はありますが、制度を作りかえても話は終わらない。作りかえるときにモデルにするのがアメリカだろうから、ますます話はややこしくなります。日本人の精神の核にあるものは何かということをひとりひとりが問いただしてみたらどうかなという気がします。

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猪木武徳国際日本文化センター教授
30代のころから勉強会で共に研鑽を積んだという2人。対談は深刻なテーマながら、笑いが絶えない和やかな雰囲気で進んだ
佐伯啓思・京大教授

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