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【街物語】(2)人をつなぐ郷土の鎖 「二十四の瞳」と小豆島 (4/4ページ)
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NPOでは演劇のほかに、朗読会、小学生への読み聞かせも行い、高齢者から子供までが一緒に時間を過ごす。参加者たちは「きずなの大切さ、戦争の悲惨さを学べる。それらを人に伝えることにやりがいを感じる」と口をそろえる。
分校を案内してくれた照木が最後に、教室に置かれたオルガンを陽気に弾きながら言った。
「生誕150周年、200周年になっても、『二十四の瞳』が書店に並び、図書館でも読まれていてほしい。そのためには小豆島の人間が先頭に立って、『二十四の瞳』を発信しないとね」
■壺井栄 明治32年に香川県の小豆島で生まれる。大正14年に上京し、昭和13年に処女作「大根の葉」を発表した。27年に「二十四の瞳」を世に送り出して反響を呼び、29年に高峰秀子主演で映画化されると大ヒットした。代表作に「母のない子と子のない母と」「雑居家族」などがある。42年にぜんそくのため死去。67歳。最後の言葉は「みんな仲よく」だった。
=敬称略
(文・写真 高久清史)
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