ニュース:生活 RSS feed
「怠け者はいねが」 秋田でなまはげ
鬼の形相の仮面やわらでできた衣装を身に着けた若者が「怠け者はいねが」などと大声を上げながら家々をめぐり、災禍をはらう伝統行事「なまはげ」が31日夜、秋田県男鹿市であった。
なまはげは、辺りが暗闇に包まれた午後6時ごろ、同市船越内子の大嶋忠男さん(58)方を訪れ、「ウォー」と大声を上げながら、子どもたちを追いかけ回した。遊びに来ていた親せきの畠山叶大君(3)は、なまはげに「(父さん母さんの)言うごどきがねば、山さつれでぐど」と迫られ、「言うこと聞くから」と泣きながら父親にしがみついていた。
訪れた家では、主人が料理やお神酒でもてなすのが習わし。大嶋さんや子どもたちがお酒をついで丁重に相手をすると、なまはげは「帰るぞ帰るぞ」と叫びながら別の家に向かっていった。
なまはげは、神の使いで五穀豊穣(ほうじょう)を祈るとされる。由来は、中国の漢の武帝が従えてきた鬼との説や、漂着した異国人など諸説ある。国の重要無形文化財。



