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三徳山、世界遺産暫定リスト入りへ 文化庁に提案書再提出

2007.12.25 22:30
このニュースのトピックス歴史・考古学
世界遺産の暫定リスト入り目指し再挑戦する三徳山の国宝、投入堂世界遺産の暫定リスト入り目指し再挑戦する三徳山の国宝、投入堂

 鳥取県と三朝町は26日、国宝・投入堂で知られる山岳修験道の聖地、三徳山(三朝町)の世界遺産暫定リスト登録のための提案書を文化庁に再提出する。暫定リスト入りを目指し昨年提案されたが、国の世界遺産特別委員会は今年1月、「普遍的価値や資産構成などに検討が必要」と継続審議扱いとした。

 新しい提案書は、主題を「三徳山」から「三徳山−信仰の山と文化的景観−」に変更。普遍的価値を示す歴史的背景として、独自の伽藍配置を持つ上淀廃寺(米子市淀江町)や、シルクロード文化の影響を受けたエンタシス様式の岡益石堂(鳥取市)など、東アジアの仏教の流れを示す遺跡との関連性を例示した。

 遺産の範囲を三徳山周辺の591ヘクタールから、国の名勝、小鹿渓など隣接地を加え約2倍に拡大したほか、投入堂が見える周辺領域を緩衝地帯に設定。さらに、原生林などの自然環境が残る点を強調して、既登録の「紀伊山地の霊場と参詣道」との差異を際立たせている。

 リスト入りの可否は来年夏ごろには判明する見込み。

 県は今春、県教育委員会文化課内に歴史遺産室を設けるなど支援体制を強化した。今年11月には「三徳山を守る会」主催のシンポジウムを支援するなど、啓発と調査、研究を進めている。

 国内の世界遺産は「岩見銀山遺跡」など14件。「彦根城」など7件が暫定リスト入りしている。一方、「三徳山」など20件が継続審議中で、19年度には13件が新規提案され、暫定リスト入り競争は激しさを増している。

 鳥取県教委は「暫定リスト入りへの道のりは険しいが、文化財的価値の再認識は、観光やまちづくりなど地域の将来に役立つはず」と話している。

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世界遺産の暫定リスト入り目指し再挑戦する三徳山の国宝、投入堂
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