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飲酒運転No!正月の振る舞い酒はお持ち帰り 広島県福山市の三蔵稲荷神社

2007.12.24 18:03
このニュースのトピックス年末・年始
サンプルの小瓶を手にする石川紘彦宮司=広島県福山市の三蔵稲荷神社サンプルの小瓶を手にする石川紘彦宮司=広島県福山市の三蔵稲荷神社

 広島県福山市丸之内の「三蔵稲荷神社」は元日、振る舞い酒の代わりとして、小瓶に移した酒を参詣客に配る。飲酒運転防止にと、石川紘彦宮司(67)が、今年の初詣でから始めた取り組み。27日に酒の瓶詰作業を行い、迎春準備を整える。

 三蔵稲荷は、約380年前に福山城を築いた戦国武将・水野勝成ゆかりの神社。毎年、正月3が日は、約10万人の人出を見込む。市の中心部にあり、初詣でには、車での参詣客も多い。これまでは「飲酒運転お断り」の札を出しても、飲まずに帰っているか確認できないのが実情だった。

 そこで、石川宮司は昨年12月、信者から寄贈された樽(たる)酒を見て、振る舞い酒の中止と、お神酒の「瓶詰配布」を発案。背景には、全国的に盛り上がる飲酒運転撲滅の機運があった。

 今回も、酒を100ミリリットルの小瓶約700本に分け、ラベルを張って準備。平成20年の元日午前0時、この瓶を樽につめて鏡割りを行った後、参詣客に配布する。今年は、準備した約700本が元日午前零時から約2時間で終了。振る舞い酒がなくなったことへのクレームもなく、反応は上々だったという。

 一方、全国各地の寺社でも、新年の飲酒運転対策が進む。3が日で約155万人が訪れる神戸市の生田神社は、今年から振る舞い酒をやめた。今回も同様で、同神社は飲酒運転が原因の悲惨な事故が続くことを挙げ、「社会の風潮を考えました」と説明する。

 また、中・四国地域屈指の初詣でスポット、岡山市の最上稲荷(いなり)では昨年、新庭園が完成。おとそ付きの有料拝観を新年に行うが、車を運転する参詣客には梅茶を振る舞う。

 近づく新年を前に、石川宮司は「家に持ち帰ったお酒を、家族みんなで、おとそとして味わってほしい」と話している。

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サンプルの小瓶を手にする石川紘彦宮司=広島県福山市の三蔵稲荷神社

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