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札幌で灯油ドロ続出 値上げに「追い打ち」 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:相次ぐ値上げ
原油高騰に歯止めがかからない中、札幌市の民家などで屋外に設置したタンクから灯油が盗まれる被害が相次いでいる。北海道警は転売目的の組織的な犯行とみて捜査しているが、冬本番を迎えて値上げと盗難の「ダブルパンチ」に住民の怒りは収まらない。
小学校でも
「悪質でびっくりした。許せない」と灯油盗難の被害にあった札幌市白石区内のマンションに住む男性(26)は訴える。市内では9月以降、集合住宅や事務所のタンクから灯油が盗まれる被害が続発。道警によると、12月6日までで計36件発生、1件当たり約50〜1500リットルが盗まれた。小学校やコンビニ、銀行支店も標的にされ、被害は計約2万リットル(約200万円)に及ぶ。
札幌市白石区のマンションでは9月10日から28日までの間、灯油計約1400リットルがタンクから盗まれた。住民から「ストーブがつかない」などの苦情が寄せられ発覚。タンクに破損はなく、上部のふたに鍵は取り付けていなかった。
道警などは「これほど大量の灯油盗難が頻発するのは初めて」と驚く。タンクに破損がなく、目撃情報も乏しい。タンクローリーで乗り付けて給油作業に見せ掛け、タンクのふたを開けてホースで抜き取った可能性が高いという。被害を受けた管理会社は、設置タンク約1000基すべてのふたに盗難防止カバーを付けることを決めた。
年金生活
「単独犯」も起きている。同市豊平区では11月、民家のタンクから灯油数10リットルが盗まれた。灯油の漏れた跡が点々と残っており、ポリタンクで自宅まで運んだとして男(65)が窃盗容疑で逮捕された。1人暮らしの年金生活だった。「灯油を買う金がなかった」と供述している。

