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【大阪 食の誘惑】おせち本来の意味を大事に (1/2ページ)

2007.12.16 13:42
このニュースのトピックス関西ういーくえんど
北浜のオフィス街に出店して5年。口コミで顧客の広がりをみせる「大和百菜」北浜店=大阪市中央区北浜のオフィス街に出店して5年。口コミで顧客の広がりをみせる「大和百菜」北浜店=大阪市中央区

 年末が近くなるにつれ、お正月のおせち料理の宣伝が目につく。百貨店、ホテル、一流料亭や有名レストランに外食企業も加わり、いまやおせち料理は家庭で作るものではなく、外で買うものになった感がある。

 料理研究家の藤井由美子さんは「お正月という特別な日に普段食べることのない名店の料理を求める気持ちはわかる」と言いながらも、「おせち料理の商品化が進むほど、おせち本来の意味が薄れていく」ことに警鐘を鳴らす。

 藤井さんは、大阪の食を総合的に案内するホームページ『くいだおれ大阪どっとこむ』の中で大阪の家庭料理を紹介。主婦の目線から大阪の食文化を伝えている。

 「日本には季節の節目を祝う“お節(せち)料理”がいくつかあって、その代表が正月のおせち。お祭りのご馳走(ちそう)とともに、地域や家庭の伝統的な味が代々伝えられていくもの」。正月の過ごし方が昔にくらべ大きく変わってしまったとはいえ、「新年を祝う食事くらいは、ささやかでも代々伝えられた食を大切にしてほしい」という。

 藤井家は大阪市内にあり、藤井さんは姑(しゅうとめ)の教えを守りながら、次のような正月料理を用意する。まずは「祝い肴(ざかな)」と呼ばれる黒豆、ごまめ(片口イワシ)、数の子の3品。「祝い肴と餅は正月のおせち料理に欠かせないもの。これらをそろえて、お屠蘇(とそ)をいただくのが祝いの膳」という。

 藤井家の「雑煮」は、元旦が白味噌。雑煮の具は守口大根、金時人参、水菜、小芋などで、それに丸餅を焼かずに入れる。2日は鶏肉の吸い物で、焼いた丸餅が入る。そして、3日は再び白味噌という食べ方が恒例になっている。

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北浜のオフィス街に出店して5年。口コミで顧客の広がりをみせる「大和百菜」北浜店=大阪市中央区

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