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認知症女性を温めた犬はウシだった 引き取られ“帰宅”

2007.12.8 23:16
このニュースのトピックス癒やし・ペット

 氷点下の夜、茨城県ひたちなか市の空き地で、行方不明になっていた認知症の女性(73)にぴったりと寄り添い、体を温めながら一夜を過ごした老犬が8日、飼い主の元に無事戻った。飼い主も78歳の女性とあって、保護していたひたちなか西署は「おばあちゃん思いの優しい犬だからこそのお手柄」としている。

 お手柄犬の名は、白と黒のまだら模様から「ウシ」。発見当時、首輪はつけていたが鑑札がなかったため、条例上は「野良犬」とされたが、8日になって「新聞報道を見た」と飼い主が名乗りを上げた。ウシは5日午後から姿が見えなくなっていた。

 同署によると、ウシは6日午後1時ごろ、ひたちなか市の空き地で、認知症の女性と一緒にいるところを発見された。この女性は5日午前7時半すぎ、約5キロ離れた同県東海村の自宅から行方不明になっていた。

 女性とウシが一夜を明かした6日未明は、ひたちなか市に隣接する水戸市内でマイナス2・2度を記録するなどこの冬一番の冷え込み。

 女性は薄手のセーターにジャンパーの軽装だったが、ウシがぴったりと寄り添っていたため、「全然寒くなかった」と話していた。同署も「ウシが毛布代わりになってくれていなかったら、女性は凍死した恐れもあった」。

 野良犬は拾得物扱いとなるため、飼い主が見つからなければ、薬殺処分される可能性もあったが、同署は「お手柄犬を死なせるのはかわいそう」と保護していた。

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