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「硫黄島からの手紙」届く 神戸在住の松川さん (1/2ページ)
このニュースのトピックス:歴史問題・昭和史
太平洋戦争の激戦地・硫黄島で戦死した兄から、60余年の時を経て「手紙」が届いた−。神戸市在住の松川正二さん(81)は今年3月、米・ニューヨーク州に住む元米兵から古い手紙の束を受け取った。手紙は、戦死した兄・正さんの遺品。元米兵は、戦闘が繰り広げられた昭和20年の硫黄島で手紙を拾った。開戦から今日で66年。正二さんは「これまで兄がどこで戦死したかもはっきり分からなかった。手紙を受け取り、長い戦後が終わったような感じ」と話している。(神戸総局 杉村奈々子)
●薄茶色の手紙
正二さんの元に届けられた手紙は、はがきなど108通。薄茶色に変色しているものの保存状態は良く、文章をはっきりと読むことができる。
父親の正一さんが、当時館山(千葉県)の海軍学校などにいた正さんに送ったものがほとんどで、弟の正二さんや母・米子さんが書いたものもあった。正さんが書いて投函(とうかん)されなかったものもあった。
「最近の神風攻撃隊の壮挙を聞いては、大言ではありませんが、全く後に続く者は俺だとの自覚を(略)新たにさせられます(略)尚出征迄(まで)に一度正二に会ひたく思ひまして…」(正さんから恩師へ、未投函(とうかん))
「今のところは日々の生活に追はれてまとまった勉強はしておりません(略)兄上も任官の日も近いと思ひますが一層のご奮闘をお祈りします」(正二さんから正さんへの手紙)


