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団塊世代にそば打ち人気 グッズ売上げも好調 (1/2ページ)
団塊の世代を中心に広がる「蕎麦(そば)打ち」人気。余暇で楽しむだけでなく、道場に入門して本格的に修業、定年前に会社を辞めて開店するプロ転向組も少なくない。関係団体によると、愛好者は全国で約50万人にのぼるという。一方で「群れるのが好きな団塊の世代が求めた身の置きどころ」と冷ややかな声も聞かれる。その人気はいつまで続く?
■人生が変わった
兵庫県三田市の「永沢寺そば道場」で先月23日から3日間、蕎麦打ちの技術を競う段位認定試験が行われた。全国の自治体や愛好者団体らでつくる「全国麺(めん)類文化地域間交流推進協議会」(全麺協)が主催、全国3府7県の20〜71歳の144人が2、3段の昇段試験に挑んだ。
平成2年にオープンした同道場は関西の蕎麦打ち教室の草分け。基本的な技術を学ぶ約2時間の体験教室には年間約4000人が訪れ、延べ5万人以上が受講。そのうち約20人が店を開業した。
「ほとんどが50代以上か団塊世代の男性」と道場を経営する和田良三さん(66)。
道場出身で、52歳で電鉄会社を退社し、3年前に神戸市北区内で開店した箱崎孝治さん(56)は「退職金を開店資金に注ぎ込んだ。蕎麦打ちで人生が変わってしまった」と話す。
■全国50万人
蕎麦打ちファンは増加を続け、全麺協によると全国約50万人。道場は300を超えた。
麺の切り方など4工程の技能などが基準となる段位認定試験は当初、3段までだったが、15年に4段、今年は5段を創設。段位所有者は今春までで約4000人に上る。
人気に比例して、蕎麦を打つためのグッズの売り上げも好調。東急ハンズ(東京)によると、麺棒や麺切り包丁が入った入門セット(定価約8000円)は数年前から年間約300セットが売れ、販売実績が3年間で3倍に増えた店もある。
このほか、全麺協で外国の蕎麦産地をめぐるツアーを企画したところ、参加費は20万〜30万円と高額にもかかわらず、毎年20人以上が参加。これまでに中国やネパール、カナダの産地を訪れているという。

