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【メトロ80年(3)】外敵に備える

2007.11.30 13:20
このニュースのトピックス防災・交通安全
地下鉄サリン事件。駅構内から続々と運び出され、救急隊員から手当てを受ける乗客ら地下鉄サリン事件。駅構内から続々と運び出され、救急隊員から手当てを受ける乗客ら

 12人が死亡、5500人超が重軽傷を負った平成7年の地下鉄サリン事件。その6年後に起きた韓国・テグ市の放火事件では198人が死亡した。いずれも「地下」という構造上の弱点を狙われた無差別犯罪だった。現在、東京メトロでは全168駅に2500台超の防犯カメラを設置、不審者の侵入に備えている。事件以来、「乗客と社員を外敵から守る必要を常に感じている」(安全課)からだ。

 社内に組織横断の「地域防災ネットワーク」も立ち上げ、駅員らだけで対応できない大惨事が起きた場合には、近くにいる社員が直ちに支援に駆け付ける体制を整えた。車両の燃焼実験を基に手すりやつり革の材質を一部交換。2方向の誘導路が確保できるよう赤坂見附駅などで非常用の“秘密トンネル”が新たに造られている。

 社員の意識向上に効果を上げているのが社員用研修ビデオだ。サリン事件で生死をさまよった元職員による体験談。ろれつが回らない、意識がもうろうとした状態でサリンをふき取った紙の入ったポリ袋を手に右往左往した様子が生々しく伝わる。「ようやくおれの仕事は終わった」。撮影後、元職員はポツリと漏らしたという。

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地下鉄サリン事件。駅構内から続々と運び出され、救急隊員から手当てを受ける乗客ら
地下鉄サリン事件。毒物除去作業を行なうため、駅構内に向かう陸上自衛隊員
地下鉄サリン事件。車両を洗浄する自衛隊員(陸上自衛隊提供)
韓国・大邱市地下鉄放火事件(ロイター)
韓国・大邱市地下鉄放火事件。車両を調べる消防隊員(ロイター)
韓国・大邱市地下鉄放火事件(ロイター)
11月5日、有楽町線新線池袋駅で行われた総合訓練の様子(東京メトロ提供)
11月5日、有楽町線新線池袋駅で行われた総合訓練の様子(東京メトロ提供)
11月5日、有楽町新線池袋駅で行われた総合訓練の様子(東京メトロ提供)
11月5日の総合訓練の様子(東京メトロ提供)

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