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残す娘へ、本で伝言…がん闘病の母が愛情込め
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脊髄(せきずい)のがんで余命わずかと宣告された福岡県小郡市のテレニン晃子さん(35)が、一人娘への伝言と闘病の日々をまとめた著書「ゆりちかへ」を出版した。母親の愛情に満ちた文章で、本の帯には作家リリー・フランキーさんが「かけがえのない物語」とメッセージを寄せている。
テレニンさんはロシア出身の男性と結婚。娘の柚莉亜(ゆりあ)ちゃん(1)を妊娠中の平成17年、がんの手術を受けた。「5年間生きられる可能性が4割」とされ「自分の命か、赤ちゃんか」と選択を迫られたが、18年2月に無事出産。今も自宅で治療と育児を続けている。
「ゆりちか」は柚莉亜ちゃんのロシア風の呼び名。本の前半で「友達をつくるコツ」や恋愛について娘にやさしく助言し、後半の闘病記では次第に体が動かなくなる不安や死への恐れも吐露した。
「『人生ってとても短い。自分を大切にして』と娘に伝えたい」
治療の合間にメッセージを書き始め、今春「何か残したい」と出版社に相談。書きためたノートや声の録音を渡して出版にこぎつけた。「読者に何か受け止めてもらえればうれしい。成長していく柚莉亜に手紙やメッセージを送ってくれたら」という。
連絡先は出版元の書肆侃侃房(しょしかんかんぼう)。郵便番号810−0001、福岡市中央区天神2ノ14ノ38、伊藤ビル3F、電話092(735)2802。

