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トキのつがい2羽 7年ぶりに来日
このニュースのトピックス:安倍前首相
環境省は15日、国の特別天然記念物のトキのつがい2羽が18日に中国から来日し、入れ替わりに日本生まれのトキ13羽が中国へ里帰りすると発表した。同省の田村義雄事務次官は「日中友好の象徴だけでなく、野生生物の保護と生物の多様性保全分野で、日中の技術協力と交流が活発になることを願っている」と話した。
日本に来るのは、ともに繁殖可能な4歳のオスとメス。18日午後8時前に成田空港に着き、ヘリコプターでその日のうちに新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターに到着する予定。一方、里帰りする13羽は、20日午前5時ごろ、同センターを出発して中国に向かう。13羽は、平成12年に中国から供与されたメスの「美美(メイメイ)」の奇数番目の子供たち。9月下旬から鳥インフルエンザなどの伝染病の検査を行い、人の出入りのない特別室に隔離されていた。
新たなトキが来るのは「美美」以来7年ぶり。今年4月、来日した温家宝首相が安倍晋三前首相との日中首脳会談で供与を表明。新たなつがいの子供の半分は中国に返す約束となっている。
現在、トキは中国に野生の約300羽を含め、1000羽ほど生息しているとみられる。日本産最後のトキ「キン」は15年に死んで日本産のトキは絶滅。11、12年に中国から供与された3羽(オス1羽・メス2羽)をもとに繁殖を行い、現在は106羽まで増えた。しかし、3羽をルーツとする近親交配が続き、遺伝的多様性の確保のため新たな個体を迎えることが待ち望まれていた。