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ナショナル・トラスト 富士山麓の土地取得
土地を買い取るなどして保全・管理するナショナル・トラスト運動の全国組織「日本ナショナルトラスト協会」は8日、別荘地開発の危機にさらされる富士山麓(さんろく)の約1万平方メートルの私有地を同協会として取得したと発表した。同協会は全国38のナショナル・トラスト団体への情報提供や支援を主に行ってきたが、土地取得は初めて。
取得したのは、富士箱根伊豆国立公園内の山梨県富士河口湖町富士ヶ嶺の草地。今年度設立した「ナショナル・トラスト基金」から1670万9000円で購入した。富士山を一望できる絶好のロケーションで別荘地などの開発意欲が高まったため、日本の豊かな自然の象徴である富士山周辺の開発から永久に守るのがねらい。富士山の世界文化遺産登録の支援にもつなげたい考えだ。
同協会理事の愛知和男元環境庁長官は、「第1号トラスト地を契機に寄付が増えるのでは。自然を守ろうという意識を持っている人が増えている」と話した。

