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上海ガニ、食の安全問題で25%価格アップ (2/2ページ)

2007.10.20 09:42
中国江蘇省の陽澄湖で、水揚げされた上海ガニを見せる養殖業者(共同)中国江蘇省の陽澄湖で、水揚げされた上海ガニを見せる養殖業者(共同)

 毎月1回以上行われる検査の費用は養殖業者の負担。昨年は1回当たり6000元(約9万3000円)だったが、今年は8000元にアップ。カニが大ぶりなこともあり、卸売価格は昨年より25−30%上昇した。

 陽澄湖蟹業協会の楊維龍会長は「陽澄湖産のブランド保護のためにはやむを得ない。100パーセント安全を確保し、最高のカニを日本に輸出するためだ」と理解を求めた。

 来年はさらに「高根の花」になりそう。湖の水質改善に向け養殖面積を現在の半分以下に縮小することになったためだ。

 今年の陽澄湖産のカニの予想出荷量は2100−2200トンだが、縮小後は1300−1500トンに減る見通しで「価格上昇は避けられない」(楊会長)。

 水質改善により、カニの品質は向上するとみられるが、廃業に追い込まれる養殖業者への補償や転職問題も待ち受けており、ブランド保護の代償も大きいといえそうだ。

 【上海ガニ】長江流域を中心に中国各地に分布する淡水産のカニ、チュウゴクモクズガニの別称。上海周辺の湖などで養殖されているが、江蘇省の陽澄湖産が最高級品とされる。10月から11月が旬。身は少ないものの、濃厚なメスの卵は美味。偽物防止に向け、陽澄湖産であることを示す識別タグが取り付けられている。今年の陽澄湖産カニの日本への輸出量は約22トンになる見通し。(共同)

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中国江蘇省の陽澄湖で、水揚げされた上海ガニを見せる養殖業者(共同)
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