ライフ「都知事閣下…」は事前に準備 芥川賞受賞の田中慎弥さん「他意はないんです」2012.1.30 07:32

  • [PR]

ライフ

  • メッセ
  • 印刷

「都知事閣下…」は事前に準備 芥川賞受賞の田中慎弥さん「他意はないんです」

2012.1.30 07:32 文学

 17日夜の芥川賞受賞会見で、「もう、やめましょうよ」という不機嫌そうな受け答えと、「都知事閣下のためにもらっといてやる」との発言が話題となった田中慎弥さん(39)。6日に選考委員の石原慎太郎都知事(79)が都庁の定例会見で「(候補作は)バカみたいな作品ばっかり」と語ったあとだけに、田中さんの態度はいろんな臆測をよんだ。

 しかし、田中さんに聞くと、「いつも(受けてきた取材)と同じ質問ばかりなので、早めに切り上げようと思っただけで、全然、他意はないんです」。反響の大きさに困った様子だ。

 ただ、石原知事への言葉は、事前に考えたものだったという。「賞を取ったら言ってやろうと準備していたんです。あの場でとっさに考えて、あんなこと言えないですよ」。しかし、石原知事の発言内容は会見時点では知らなかったため、意識したものではなく、本人に対して悪意を込めたものでもないらしい。

 「悪口のつもりはないし、挑発しようと思ったわけでもない。何というか、あの人だったら、何を言ってもいいような向かっていける大きな相手だし…。会見で石原さんのことを言えば、盛り上がると思ったんです」

 会見で語った内容は「4回も落っことされた後ですから、ここらで(受賞を)断ってやるのが礼儀といえば礼儀ですが、私は礼儀を知らないので。もし断ったって聞いて、気の小さい選考委員が倒れたりなんかしたら、都政が混乱しますので、都知事閣下と東京都民各位のためにもらっといてやる。とっとと終わりましょう」だった。「照れ隠し」との見方もあるが、どうやらこの発言は、田中さん流の“リップサービス”だったといえるようだ。(堀晃和)

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2014 The Sankei Shimbun & Sankei Digital