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作家の北杜夫さん死去 「どくとるマンボウ航海記」「楡家の人びと」

2011.10.26 08:31 文学

 大河小説「楡(にれ)家(け)の人びと」やユーモラスな「どくとるマンボウ」シリーズで親しまれた作家で日本芸術院会員の北杜夫(きた・もりお、本名・斎藤宗吉=さいとう・そうきち)さんが24日午前6時2分、腸閉(へい)塞(そく)のため東京都内の病院で死去した。84歳。葬儀・告別式は親族で行う。喪主は妻、斎藤喜美子(さいとう・きみこ)さん。故人の遺志でお別れの会などは行わない。

 23日の昼食後に体調を崩して入院。24日早朝に容体が急変したという。

 昭和2年、アララギ派の歌人で精神科医だった斎藤茂吉の次男として東京に生まれた。東北大医学部を卒業。父の歌集や独作家、トーマス・マンの影響を受け、医師として働くかたわら小説などを発表した。船医としてマグロ調査船に乗り込んだ経験をユーモラスに書いた「どくとるマンボウ航海記」を昭和35年に出版し、人気作家に。同年、ナチス支配下の精神科医の苦悩を描いた「夜と霧の隅で」で芥川賞を受賞した。39年には斎藤家3代をモデルにした長篇「楡家の人びと」を発表。毎日出版文化賞を受賞するなど高く評価された。

 主な作品に、自伝的小説「幽霊」、南米日本人移民を題材にした大作「輝ける碧(あお)き空の下で」(日本文学大賞)、父茂吉の人生を描いた評伝4部作(大仏次郎賞)など。兄は精神科医でエッセイストとして知られた斎藤茂太さん、長女はエッセイストの斎藤由香さん。

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