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「スローフード」20歳 食の遺産守る消費者の自覚 (1/3ページ)

2009.11.8 09:21
このニュースのトピックス農林水産
自著「スローフードの奇跡おいしい、きれい、ただしい」を手にするスローフード国際協会のカルロ・ペトリーニ会長自著「スローフードの奇跡おいしい、きれい、ただしい」を手にするスローフード国際協会のカルロ・ペトリーニ会長

 北イタリアの小さな町、ブラから生まれ、世界的に普及した食の運動「スローフード」が今年、20年を迎える。創始者でスローフード国際協会のカルロ・ペトリーニ会長が来日し、改めて「食では消費者でなく『共生産者』という自覚が大事」と力説した。(榊聡美)

 ◆画一化への危機感

 スローフード運動は、首都・ローマに米国のファストフードチェーンが初出店したことに端を発する。

 当時、食文化雑誌の編集者だったペトリーニ会長は食の画一化に対抗し、多様で伝統ある地場の食文化を守るため、スローフード協会を立ち上げた。賛同の輪は本国にとどまらず、1989年にスローフード国際協会を設立し、国際運動へと発展した。

 「現在、会員は153カ国約15万人に上ります。自分たちの食文化に誇りを持ち、大切にする気持ちは万国共通。それを助けようとしている姿勢が共感を呼んだのでしょう。食べ物は私たちのアイデンティティーであり、人格形成に寄与するものですから」と、ペトリーニ会長は熱く語る。

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自著「スローフードの奇跡おいしい、きれい、ただしい」を手にするスローフード国際協会のカルロ・ペトリーニ会長
10月に開かれた初の「テッラ・マードレ・ジャパン」では、スローフードを実践する生産者や料理人などによるセミナーやワークショップが行われた=横浜市
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