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卸売市場でマグロ初競り 築地、1本1000万円も
日本の台所、東京・築地の中央卸売市場で5日早朝、マグロの今年初の取引となる初競りが行われた。最高値は128・4キロの青森県大間産のクロマグロで、1本963万円(1キロ当たり7万5000円)。約1000万円という8年ぶりの高値となった。これまでの最高値は平成13年の大間産クロマグロの2020万円。昨年に引き続き、香港のすし店経営者が、東京・銀座の老舗鮨店「久兵衛」とともに購入した。
せり場では国内を始め、外国から空輸された冷凍マグロなど1本100キロ以上のマグロ2755本がずらりと並べられた。午前5時すぎ、業者の代表者が「景気低迷などの影響で需給のバランスが変化しているが、魚の安定供給を目指していこう」とあいさつし、関係者らで「手締め」をした後、カランカランと鳴る鐘の音を合図にせりを開始。参加した仲卸業者らの威勢のいいかけ声が場内に響き渡るなか、本マグロなどが次々と競り落とされていった。
昨年に引き続き、最高値のクロマグロの買い手となった香港のすし店経営者のリッキー・チェン氏は「縁起をかつぐ意味でも昨年に引き続き、最高のマグロを購入することができて本当にうれしい」とニッコリ。
一方、昨年は同経営者にクロマグロを取られたものの、今年は同じクロマグロを共同購入することができた老舗鮨店「久兵衛」の今田洋輔主人(63)は「外国人にいいマグロを持って行かれても困る。意地はありました。今回の初せりには満足しています」と話していた。
この日は、築地市場のほかにも魚介類や野菜など生鮮食品を扱う全国の主要卸売市場で、それぞれ初競りが行われた。
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