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【さらば革命的世代】第3部(3)「ピンク大前へ!」学生運動も学歴社会 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:さらば革命的世代
ピンク大前へ
「機動隊が来たら、『ピンク大のやつらを前に行かせろ、ピンク大は前へ』なんて叫んでいましたね」。同志社大学全学闘(全共闘)のメンバーだった元闘士(60)は大学紛争時の“学閥”について興味深い話を始めた。
ピンク大とは桃山学院大学のこと。「桃」の頭文字から、そう呼ばれていたが、逮捕の恐れのある危険な場所に他大学のメンバーを行かせ、いわば「人身御供になれ」という乱暴なかけ声だった。
元闘士によると、関西の場合、入試の難易度順そのままに、作戦立案は京都大の学生で、現場指揮官は同志社大、前線には桃山学院大やそのほかの学生が出て行くことが少なくなかったという。
「権威」に反発し、「大学解体」まで叫んだ彼らが、現実の闘争では「大学名」を前面に出す。
このエピソードには「自分たちの闘いに、そのような序列はなかった」と反論する全共闘OBもいる一方、「全国全共闘のトップが、東大出身者だったという事実が、われわれもまた学歴社会につかっていた証拠だ」「セクトの細分化が進むにつれて大学による序列が次第にできていった」と分析した人もいた。
今となっては正確な事実の検証は難しいが、当時を知る警察OBは「運動の指導者は国立大の学生に多く、われわれとしても逮捕したら起訴に持ち込みたかった」と振り返り、こう指摘した。
「前線の『兵隊』なんて一晩留置されて釈放されるケースも多かった。指導者たちもそこが分かっていたからこそ、前線に無茶をさせ、自らが逮捕されれば、組織が壊滅させられるほどのダメージを受けると考えていた。結果として彼らの内部にも大学による序列化のようなものが生まれたのではないか」
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