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漫画家・中村ユキさん 統合失調症を柔らかタッチで描く 母との歩み、赤裸々に (1/2ページ)
このニュースのトピックス:ライフスタイル
■医療費軽減や年金申請なども紹介
発症者が100人に1人いるとされる統合失調症は「身近な病」と知ってほしい−。こんな思いで漫画家の中村ユキさん(35)が『わが家の母はビョーキです』(サンマーク出版)を出した。表題のように中村さんの母親は患者。独特の柔らかなタッチで、31年に及ぶ親子の壮絶な「トーシツ(統合失調症)ライフ」を赤裸々に描いている。(安田幸弘)
母親が発症したのは31年前。ギャンブルに熱中する夫との生活やしゅうとめとの関係にストレスをため、しだいに「死ね」「殺す」といった幻聴にさいなまれるようになった。
「最初は母が病気だとは思わなかった。いろんな人格が出たり入ったりしていたので、霊が取り付いていると思っていたんです」
中村さんが10歳のころ、夜中に目が覚めると、真上で母親が包丁を持って震えていた。以来、熟睡できない体質に。包丁を向けられることが多くなり、「私にとってわが家とは戦場だった」と振り返る。状態が落ち着いた母親は「死にたい」と泣いてばかりいたという。
「子供のころは『大変だけど何とか生きていこう』と思っていた。ただ、高校生になってからが辛かった。友達は進学や就職で未来を見つめているのに、私は勉強にも集中できないし、お金もないし。絶望感におそわれました」
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