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おでんを“極める” 煮すぎず 適温で 郷土色加える (1/2ページ)
このニュースのトピックス:食・グルメ
家庭で、屋台で、コンビニエンスストアで…。冬の定番、おでんは実のところ、「今日は料理が面倒だから」というときの“手抜きメニュー”であることも否めない。それでも、寒い夜には、やっぱりうれしい家庭の味だ。いつものおでんを10倍おいしく楽しむコツを達人に指南してもらった。(榊聡美)
だしいらずの黄金比率
食品メーカー、紀文が主婦を対象に行った調査では、おでんのいいところとして「調理が簡単」「1品でいろいろなものが食べられる」と、うまく手抜きできるメニューであることを挙げる人が多かった。
一方で、失敗したことがある人は約65%にも上り、「焦がした」「煮すぎて味が濃くなった」などの回答が目立った。おでんは強火でグツグツではなく、弱火でコトコト、が定石だが、中まで味がしみるようにと、長く煮込み過ぎたための失敗と推測できる。
日本料理店「分(わけ)とく山」(東京都港区)の総料理長、野崎洋光さんは、こうアドバイスする。
「煮すぎないことが肝要で、練り製品の弾力や、野菜の歯応えを感じるくらいが食べごろです」
野崎さんは、一般的なカツオ節や昆布のだしを使わず、魚が主原料の練り製品のうまみを生かし、野菜のおいしさも引き立てる作り方を勧める。
「練り製品にたっぷり含まれるうまみと、しょうゆのうまみを合わせることで、滋味豊かなおでんのベースが出来上がります」
水25に対し、薄口しょうゆ1、酒0・5。これが野崎流の黄金比率とか。練り製品を熱湯にくぐらせる、野菜を下ゆでするなどの下ごしらえも、素材のおいしさを引き出すポイントと強調する。
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