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“メタボ元年”でブームの兆し 杜仲茶鍋 多彩な楽しみ (1/2ページ)
朝晩の冷え込みがグッと厳しくなり、本格的な冬が近づいてきた。家族や友人で囲む鍋のぬくもりが恋しくなる季節だ。
近年は、定番の寄せ鍋や水炊きに加えて、火鍋やカレー鍋など、新たな鍋がブームを巻き起こし、多彩な鍋を楽しむ人が増えているが、現在、ブームの兆しをみせているのが、杜仲茶(とちゅうちゃ)鍋だ。
脂肪の消費促進や血圧の低下に効果があるといわれる杜仲茶を使用しており、4月から特定健康診査・特定保健指導が始まり“メタボ元年”といわれる今年、注目を集めそうだ。
ビュッフェ専門店「柿安三尺三寸箸(はし)」は1日から、関東と関西の計4店舗で「杜仲茶ゆばチゲ豆腐」の提供を始めた。煮出した杜仲茶にだしをくわえ、九条ネギなど京野菜と豆腐を、韓国風の味付けで煮込んだ。
料理を提供する鍋の前には「秋冬の健康・メタボ対策に」のポップを設置。東京・日比谷のヌーベル日比谷店では、ポップに目をとめた40、50代の女性客や男性会社員が手を伸ばしている。
東京港区の居酒屋「馬乃骨」でも10日から「杜仲茶入り海鮮漁師鍋」メニューを始めるなど、杜仲茶鍋を提供する店舗が拡大している。
◆茶葉の味も改良
杜仲茶の葉にはメタボリックシンドロームの診断基準である、内臓脂肪、血中脂質、血圧、血糖値の4要素に効果があるとされている。1993年にテレビ番組で紹介されブームを巻き起こすなど、以前から健康機能性の素材として知られているが、独特の酸味や甘み、漢方薬のようなにおいが強いというイメージで杜仲茶を敬遠する人が多いという。
杜仲茶市場で50%以上のシェアを誇る小林製薬の研究開発カンパニー食品CVS開発グループの平田哲也係長は「現在は、渋みと苦みのバランスがとれた味に仕上がっている」と、胸を張る。葉の焙煎(ばいせん)方法や加工時期を工夫することで、味の改良に成功したのだ。

