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北海道・十勝に“本物”のチーズ 世界が太鼓判 (2/3ページ)

2008.10.26 09:06
北海道洞爺湖サミットで絶賛された「さくら」。1〜6月の限定販売だが、サミット後に注文が殺到した北海道洞爺湖サミットで絶賛された「さくら」。1〜6月の限定販売だが、サミット後に注文が殺到した

 宮嶋さんは大学卒業後、渡米し、ウィスコンシン州にある牧場で実習をしながら、大学で酪農学を学んだ。日本とはケタ違いの規模に量では太刀打ちできないと悟り、付加価値を高品質のチーズ作りに求めた。

 ≪機械に頼らない≫

 宮嶋さんとともに農場で働くスタッフの多くは、体の障害や心の悩みを持つ人たちだ。「技術習得に時間がかかるので、10年後に売れるものを作ろうと思ったんです」

 機械に頼らない、自然の恵みそのもののような「本物のチーズ」を目指した。「チーズのよしあしは8割が元乳で決まる。大切なのは乳を運ばないこと」という宮嶋さんは、まず、チーズに適したブラウンスイス牛を輸入。劣化を防ぐために、チーズ工房は搾乳室のすぐ隣に造り、段差をつけることで機械ポンプを使わずとも、自然に牛乳が流れるように工夫した。

 そして、平成4年から、本格的に製造を始めた。研究を重ね、失敗を繰り返しながら味を磨き上げた。

 ≪作り手の顔≫

 現在、国内で消費されているナチュラルチーズの88%は輸入品で、約500種類あるといわれる。

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北海道洞爺湖サミットで絶賛された「さくら」。1〜6月の限定販売だが、サミット後に注文が殺到した
「アイデア次第で同じ牛乳からさまざまなタイプのチーズができるのが楽しい」と話す宮嶋望さん
チーズの熟成庫もは宮嶋さんらの手造り。地下に石を積み上げた。年間を通じて温度は8〜12度、湿度は85〜95%に保たれている
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