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【蛇口離れにストップ!】水道水を見直そう(下)環境・家計に優しい (1/2ページ)
このニュースのトピックス:環境・エコ
■欧米でも進むボトル水離れ
「自宅でコーヒーをいれるときは必ずフランス産のミネラルウオーターを使っています。水道水よりも、なんとなくおいしく感じるんです」
こう話すのは埼玉県に住む会社員の男性(50)。この男性が自宅や職場で飲むボトル水代は、月額1万円ほどになるという。
男性のように、普段から水の「味」にこだわり、コーヒーや紅茶、料理などにボトル水を利用する人は少なくない。日本ミネラルウォーター協会によると、平成19年の国内生産量と輸入量は計約250万キロリットルに上り、10年前の約3倍に増加。国民1人が年平均20リットルを飲んでいる計算だ。
だが、その価格は水道水の500倍から1000倍。1リットル100円から200円程度が一般的で、なかにはガソリンや牛乳より高価なボトル水も珍しくない。
ボトル水はまた、環境に与える負荷が意外なほど大きく、水道技術研究センターの試算では、石油からペットボトルを製造し、国内産地から輸送する場合のエネルギー消費量は、水道水の約700倍。フランスや米国など海外から運ばれる水は、二酸化炭素(CO2)排出量、エネルギー使用とも一層多くなる。
すでに欧米各国では環境対策として、“蛇口回帰”を呼びかける動きが活発だ。米サンフランシスコでは昨年から、官庁でのボトル水の購入を禁止。今年2月には、ロンドンのケン・リビングストン市長(当時)が「安くておいしく環境にも優しい水道水を飲もう」と市民に訴えかけた。
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