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【快適生活学】ユニバーサルデザイン 生活に浸透して身近に
年齢や性別、障害の有無などに関係なく、誰もが快適に使用できる「ユニバーサルデザイン」(UD)が日常生活に浸透し、ますます身近な存在になってきました。
代表的なのは、シャンプーの容器の側面にあるギザギザの刻み。視覚障害を持つ人にとってはもちろん、多くの人は洗髪時に目をつぶるため、触ることでシャンプーとリンスの判別ができる便利さは、多くの人が実感しているのでは。最近では、つめかえ容器にまで刻みを付けたシャンプーも登場しました。
また、缶のアルコール飲料のふたにある「おさけ」という点字や、牛乳パックの上部の切り欠きなども。さらに、片手で、しかも軽い力で扱える製品も増えています。例えば、ふたがワンタッチで開閉できる赤ちゃんのお尻ふきやウエットティッシュ、手と腰に負担をかけずに手で滑らせるだけで掃除ができる床用掃除ワイパーもあります。
平成18年には、UDの考え方に基づいた、官公庁や商業施設などの建築物から交通施設、道路に至るまでの連続的なバリアフリー化を進める「バリアフリー新法」が施行され、UDはますます広がりを見せています。高齢化、多様化が進む日本ではさらに、誰にでも使いやすいUDが、物作りの重要なキーワードになりそうです。
こうした日本発のUDは、JIS(日本工業規格)などで標準化を目指す取り組みに加え、ISO(国際標準規格)にも広がり、中国や韓国をはじめアジア諸国から熱い視線を集めています。(花王 生活者研究センター)
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