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【リサイクル再考】天ぷら油編(上)廃油で走るバス、東京は一大油田 (1/2ページ)

2008.9.23 08:53
天ぷら油をリサイクルした燃料を10%混ぜて走る無料巡回バス「メトロリンク日本橋」=12日、東京駅八重洲口天ぷら油をリサイクルした燃料を10%混ぜて走る無料巡回バス「メトロリンク日本橋」=12日、東京駅八重洲口

 天ぷらや揚げ物に使った家庭や飲食店などから出る使用済み食用油(廃食油)を再生して、ディーゼル自動車の代替燃料として活用する活動が徐々に始まっている。食料と競合しない優れた一面を持つ取り組みだが、広く一般化するにはハードルも多い。普及に向けた課題をリポートする。(村島有紀)

 「普通の軽油と変わりません。今は時速15〜20キロで運転していますが、60キロも普通に出ますよ」。東京駅八重洲口から、日本橋、京橋界隈(かいわい)を約30分で一周する無料巡回バス「メトロリンク日本橋」の運転手、藤川弘司さん(35)は笑顔で話す。

 メトロリンクは4年前に運行を開始。今年8月からは、使用済み天ぷら油などから作ったバイオディーゼル(BD)燃料を軽油に10%混ぜている。営業運転中のバスに乗車してみたが、BD燃料特有のにおいは感じなかった。1カ月に1度、バスを利用するという千葉県浦安市の主婦(79)も「(天ぷら油で走る車とは)全く気づきませんでした」と話す。

 植物が原料となるBD燃料は、植物の成長過程で地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を吸収するため、燃やしても、京都議定書で決まった排出削減対象となる温室効果ガスには含まれない。このため、廃食油から作ったBD燃料の利用は、環境への取り組みが熱心な自治体や市民団体により10年ほど前から少しずつ広まってきた。

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天ぷら油をリサイクルした燃料を10%混ぜて走る無料巡回バス「メトロリンク日本橋」=12日、東京駅八重洲口
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