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【これでいいの? 日本の食】(下)自給率向上 食生活の見直しが必要 (1/2ページ)

2008.9.4 07:50
全漁連が小学生の親子を対象に行った魚を使った料理教室。魚介類は自給率が高く、魚の消費が増えれば自給率向上につながると考えられている=東京都中央区の区立築地社会教育会館全漁連が小学生の親子を対象に行った魚を使った料理教室。魚介類は自給率が高く、魚の消費が増えれば自給率向上につながると考えられている=東京都中央区の区立築地社会教育会館

 先月発表された平成19年度の食料自給率(カロリーベース)は40%。前年に比べ1ポイントアップしたとはいえ、米国128%、カナダ145%、フランス122%、英国70%など欧米先進国に比べ著しく低い状態に変わりはない。

 昭和35年に79%だった日本の食料自給率が、今のように低くなったのは、食生活の変化も関係していると考えられている。30〜40年代は1日3食のほとんどが米食だった。それが今は朝はパン、昼はめん類などで、米食は1日1食か全く食べないという人も少なくない。食生活がここまで変わったのは、戦後、米国からの余剰小麦の輸入が始まったことで、パン食の学校給食が始まり、キッチンカーで小麦料理を紹介するなど、国を挙げて小麦を使った洋食を推奨してきたことと無関係ではないだろう。

 TBSテレビで教養番組を担当していた碧海酉癸(あおみゆき)さんは、30年代に製粉関連団体がスポンサーとなり小麦粉を使った料理を紹介する番組を制作したことがある。まだ一般家庭でパンやパスタを食べるのが珍しい時代。碧海さんは「当時は米国から輸入される小麦を消費しなければいけなかったのでしょう。『米より小麦を食べた方が頭がよくなる』なんてことも真剣に語られていた。日本の食生活が今のようになるとは当時は考えもしなかったが、番組での料理紹介が少しは影響したかもしれませんね」と振り返る。

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全漁連が小学生の親子を対象に行った魚を使った料理教室。魚介類は自給率が高く、魚の消費が増えれば自給率向上につながると考えられている=東京都中央区の区立築地社会教育会館
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