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愛犬の熱中症、ご用心 暑さに弱い短頭種・高齢犬 (1/2ページ)
夏真っ盛り。日差しが強いこの時期、熱中症の予防が必要なのは、人間だけでなく愛犬も同じだ。もともと犬は暑さに対する体温調節が苦手な動物で、車内に入れたままにするなど、飼い主の油断で死に至る場合もある。愛犬の命や健康を守るには、どのような対策が必要なのか。(安田幸弘)
東京都内の会社員、三井保誠さん(37)は早朝や夜に愛犬「ちゃむ」と散歩に出かける。11歳のゴールデンレトリバーだ。「もう高齢なので、念入りに暑さ対策をしています」
夏の散歩時は保冷剤を入れたバンダナを首にまいたり、水でぬらしたTシャツを着せたり。家を留守にする際はクーラーと扇風機をつけたままにして適度な涼しさを保つ。「暑かったり体調が悪かったりしたら必ず合図を送ってくる。愛情をもってそれを受け止めることが大切」と三井さん。
このように予防が万全であれば問題ないが、犬との触れ合い方は人それぞれ。飼い主のちょっとした油断などで夏場に犬を熱中症にさせてしまう事例が後を絶たない。アニコム損害保険(東京・新宿)が、昨年の「どうぶつ健保」の給付金請求を集計したところ、犬の熱中症による請求295件のうち、およそ半数が8月に集中していた。
犬が暑さに弱い理由は、体毛に覆われているうえ、汗腺が少ないためだ。主として呼吸によって体温を調整しているが、暑い日は体温を下げるのに苦労する。さらに体高が低いので、路面の照り返しを強く受けてしまう。
仮に、熱中症の疑いのある症状が出た場合、飼い主はどのような対策が必要なのか? 「愛犬の育て方」などの著書があるグラース動物病院(東京都杉並区)の小林豊和院長は「まずは冷やすこと。冷水を浴びさせたり、冷たいタオルケットでくるんだり。散歩中に愛犬が立ち上がれないくらいの緊急事態に陥ったら、エアコンが効いた店に飛び込むくらいの対処が必要」と指摘する。


