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【食にメス】不安の多い消費者庁 組織バラバラ、負担は過大 (1/2ページ)
来年できる予定の消費者庁に関連して、全国の消費生活センターの新設や機能強化のために、国の来年度予算に総額70億〜80億円を計上するという。
消費生活センター(以後センター)は、全国で538カ所、市区町村で334カ所、さらに国民生活センターとオンラインで接続している「パイオネット」に参加しているセンターは485カ所にとどまっている。
こうした実情を改善するために、国は、センター新設に年間1000万円、パイオネット参加に年間500万円、相談員の増員や研修の充実に年間1000万円を、それぞれ地方自治体に交付する。資金の投入額は足らないくらいだが、現状の消費者庁構想の最大の問題点は、ばらばらの組織とセンターの過大な負担である。
食の安全・表示を所管するはずの消費者庁だが、中央では食品Gメンなどの取り締まり部隊はすべて農林水産省に残り、保健所も従来どおり地方自治体の管轄下におかれる。
そして、総合窓口となるセンターは、消費者庁でも国民生活センターの管轄でもなく、地方自治体に所属する。しかも、このセンターの業務の多くは悪質商法対応である。そこに、食の安全・表示も含めた消費者行政全般の窓口業務と、景品表示法関係の窓口、その取り締まりなどの実行部隊としての実務が加わる。
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