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原油高…農業、漁業に大きな打撃 「窮状知って」やまぬ悲鳴 (1/2ページ)

2008.7.11 08:08
このニュースのトピックスエネルギー問題
国産採卵鶏の危機的状況を説明する中島学組合長ら=4日、東京・大手町のJAビル国産採卵鶏の危機的状況を説明する中島学組合長ら=4日、東京・大手町のJAビル

 ■採卵鶏・漁船 「自助努力の限界」

 原油高や、バイオ燃料の原料となる穀物の価格高騰のあおりを受け、家計が圧迫されている。一方で、原油高などは、農業や漁業など一次産業に携わる人たちにも大きな打撃を与えている。生産者や漁師らは、集会を開いたり、休漁したりと、消費者に窮状を知ってもらおうと必死だ。(平沢裕子)

 「物価の優等生」といわれ、自給率95%(平成18年度)を誇る卵。実は、卵は国産だが卵を産む採卵鶏の94%は海外から輸入されており、国産の採卵鶏は6%にも満たない。

 国産採卵鶏は日本の風土に合わせて改良され、卵黄が大きく卵白に粘りがあるなどの特徴が一部の消費者に支持されている。ただ、外国産採卵鶏に比べ生産性が若干落ちることと、大量飼育に向かないことなどから、これまで中小の養鶏業者や農家によって飼育されてきた。

 農林水産省によると、飼料価格は1年前と比べ約2割上昇し、鶏卵の生産コストは15%アップしている。この飼料価格の上昇分を小売価格に反映させた場合、卵10個当たり17円の値上げに相当する。

 国産採卵鶏の生産者の中には、飼料の値上がりで経営が成り立たず、廃業に追い込まれたケースも出始めているという。こうした状況に危機感を募らせた生産者らは4日、東京で緊急集会を開催した。実行委員長を務めた会田共同養鶏組合の中島学組合長は「卵の安定的な自給を考えれば、外国産採卵鶏だけに頼るのは危険。日本の食と鶏種を守るためにも、国産採卵鶏の現状を消費者にも理解してほしい」と訴えた。

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国産採卵鶏の危機的状況を説明する中島学組合長ら=4日、東京・大手町のJAビル
一斉休漁で、新潟港に係留されたままのイカ釣り漁船=18日午前
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