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【伝統食最前線】しょうゆ 花粉症抑える成分判明
しょうゆに含まれる「しょうゆ多糖類(SPS)」に、ハウスダストなどに反応する通年性のアレルギー体質を改善、花粉症などの症状も抑える効果があることが、ヒガシマル醤油研究所(兵庫県たつの市)の最近の研究で分かった。
SPSは、大豆と小麦に麹菌や乳酸菌を加えて発酵させる「本醸造しょうゆ」に特有の成分で、しょうゆ100ミリリットルあたり約1グラム含まれる。通年性アレルギーの人がSPSを1日600ミリグラムずつ4週間摂取したところ、摂取しない対照食に比べ、症状全般が有意に改善。スギ花粉症の人が8週間摂取した場合(摂取開始3週間後に花粉飛散)も、症状が抑えられた。
人の免疫細胞には、細菌などに対処する「Th1細胞」と、花粉などアレルゲンに対処する「Th2細胞」がある。両者の分泌物は互いに働きを制御し合っているが、アレルギー体質の人はTh2細胞が過剰に働く。古林万木夫・同研究所上席研究員によれば、SPSはTh1細胞を活性化してTh1/Th2バランスを保つほか、かゆみなどアレルギー症状の原因となるヒスタミンの放出も抑制するという。
同社はSPSを配合した錠剤タイプの商品「四季爽快」を販売。古林研究員は「色や味、香りに加えて、健康機能性という新たな切り口で、しょうゆの研究を続けたい」と語る。商品の問い合わせは、同社お客様相談室(TEL0791・63・4635)。

