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安全への認識が薄い観光船業

2008.6.20 18:16
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 【ワシントン=USA TODAY(デニス・キャマイヤー)】今年、米国のクルーズ船利用者は1260万人に達すると見込まれている。しかし、上院商業小委員会の公聴会で、船内で起きる犯罪や事件など安全に関する基本的な情報がオープンにされてないことが明らかになった。議会では報告の義務づけなど法規制を検討するという。

 クルーズ・ライン・インターナショナル協会が提出した加盟24社の事件報告書によると、昨年4月1日から今年4月30日の間に船上で起きた犯罪は489件。米連邦捜査局(FBI)は「このうちの346件は重大犯罪と分類される8分野には該当しない」としている。だが、変死とみられるものが1件、行方不明が8件、性犯罪が83件あったという。

 フランク・R・ローテンバーグ委員長(民主、ニュージャージー)は「ニュージャージー州からディズニーワールドに子供を連れて行く親が安全性を確認するのは当たり前で、この場合はオンラインや地域の警察に照会することができる。だが、客船内の安全に関する情報はどこにもない」と批判する。

 2004年にアラスカ行きのロイヤルカリビア号から40歳の娘が行方不明になったというケン・カーバーさんは「クルーズ船業界は乗客を保護するという意識がまったくない」と強く非難する。カーバーさんが創設した観光船被害者国際協会では、「乗組員の身元調査の徹底」「警察官の乗船義務化」「監視カメラの増設」などの改善策を業界に求めている。

(c) 2008, USA TODAY International. Distributed by Tribune Media Services International.

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