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【SPA!の20年】(下)読者に代わり「本音」探る (1/2ページ)

2008.5.22 08:01
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「その時々の20、30代サラリーマンに必要な情報を出してきたら、雑誌のアイデンティティーが後付けで生まれた」と話す光明康成編集長「その時々の20、30代サラリーマンに必要な情報を出してきたら、雑誌のアイデンティティーが後付けで生まれた」と話す光明康成編集長

 「やりたいことがわからない症候群」。「SPA!」平成16年12月14日号の特集タイトルだ。就職難で新卒採用されたのに、3年で3割近くが会社を去る現実。着実にキャリアを積む人がいる一方、多くの人がやりたいことすら見えずに焦って転職を繰り返す。ニートからサラリーマンまでを覆う、そんな「気分」をすくい上げた企画は反響を呼び、当該号は完売した。

 「同じ悩みを共有するだけでも安心できるという面があるのでしょう。即物的なお得情報ではなく、若手サラリーマンが抱える不安をピタリと言葉にしたものは反応も非常にいい」と光明康成編集長(39)は話す。

 「SPA!」の編集部員は約40人。このうち8割を読者ターゲットと同じ20〜30代前半が占める。編集部全体での企画会議は開かない。同世代の部員の生活実感から、「土日が虚しい症候群」「気がつけば貧困のリアル」といった、表層には表れにくいユニークな特集が生まれていく。

 今年2月26日号の「仲間うち『年収格差』の非情」もその一つ。きっかけは、編集部員のもとに舞い込んだ同窓会への誘いだ。久しぶりの再会なのに足が向かない。理由は「大学時代の友人と極端な年収格差があったら嫌だから」。「サラリーマンの給料が下がっている昨今。多くの人が実感していることかも…」。誌面化したところ、こちらも完売する人気だった。

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「その時々の20、30代サラリーマンに必要な情報を出してきたら、雑誌のアイデンティティーが後付けで生まれた」と話す光明康成編集長
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