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【鉄道ファン必見】お帰りなさい!引退した都電を駅跡の遊園に展示

2008.5.17 16:52
このニュースのトピックスウイークエンド「MSN産経ニュース」
展示された都電7500形。行き先は「池之端児童遊園」になっている展示された都電7500形。行き先は「池之端児童遊園」になっている

 半世紀近く“都民の足”として親しまれ、3年後に全廃される都電「7500形」車両が、東京都台東区池之端の「池之端児童遊園」に展示された。遊園はかつて、都電の駅(停留場)があった場所。そこで、第二の人生を送ることになった古い車両を、地元の人たちは「おかえりなさい」と温かく迎え入れた。

 東京メトロ千代田線の根津駅から徒歩約5分。不忍通りに面する池之端児童遊園にはかつて、「池之端七軒町」という都電の停留場があった。昭和30年代には、20系統(江戸橋〜須田町)、37系統(三田〜千駄木二丁目)、40系統(神明町車庫前〜銀座七丁目)の3路線が通り、都民の生活の足となっていた。

 「昔は学校に行くにも会社に行くにも都電だった。動物園の脇を走り抜けるのは楽しかった」と近くの無職、斉藤朋子さん(58)は振り返る。

 しかし、バスなどの交通手段が増えたことや、千代田線の開通などにより、40年12月に20、37系統が、46年3月に40系統が廃止となり、池之端周辺を走る都電は姿を消した。それでも、付近の住民は都電を愛し続け、停留場があった場所を愛着を込めて“都電公園”と呼んできた。

 都電の里帰りが決まったのは昨年11月下旬。遊園を管理する「池之端2丁目町会」が都に申し入れ、現役生活を終えて廃車となった「7500形」車両が展示されることになった。

 車両は5月9日にお披露目され、祝賀会には昔を懐かしむ近隣住人や鉄道ファン約50人が集まった。

 東京都小金井市の無職、佐藤俊雄さん(75)は「(上野)広小路に買い物に行くときは、うきうきしながらここに立った」と池之端に住んでいた子供時代を回想。都電グッズを手にした鉄道ファンなども訪れた。

 防犯面などから内部の公開は難しく、当面は柵(さく)で囲われた状態で展示されるが、町会では「休日だけでも、時間を限定して内部を多くの人に見てもらえるようにしたい」と話している。

このニュースの写真

展示された都電7500形。行き先は「池之端児童遊園」になっている
間近で見られるが、柵があるのが残念=池之端児童遊園(東京都台東区)
全盛期を偲ばせる都電行先板。都電ファンが大事に保管していた逸品を、祝賀会に持ってきた=池之端児童遊園(台東区)
文字通り都民の“足”だった古びた車輪もそのままだ=池之端児童遊園(東京都台東区)
車両には砂撒器がついている=池之端児童遊園(台東区)
窓越しに撮影した運転席
窓越しに撮影したつり革
パンタグラフ
不忍通り側から撮った全体像
通りがかりの人々も足を止めて、展示された都電を見入った
かつては車掌が乗務していた都電。最近はワンマンだった
都電が展示された日に行われた祝賀会
柵には案内板がかけられている
祝賀会には近隣住民や鉄道ファンら50人が集まった
ドアには鍵がかかっている
主制御器
車輪
ライト
主制御器
起動制御箱
ワイパー
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