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小学生向け、夢のシューズ 運動会で速く走りたい!! (1/2ページ)
小学生を中心に、“走行性能”を重視したジュニア向け運動靴の人気が高まっている。こうしたシューズの中には、コーナリングの性能を高めるため形状を左右非対称とした靴底や、足への衝撃を緩和するため3D(三次元)設計に基づいた中敷きなど、大人用顔負けの高い技術を搭載したものもある。「運動会で速く走りたい」。高性能シューズは、そんな子供たちの心をとらえているようだ。(村田雅裕)
「『瞬足』ください」
こう言って靴店を訪れる小学生が増えている。「瞬足」は運動靴メーカー「アキレス」(東京)のジュニア向けシューズ。これが大ブームとなっているのだ。
瞬足シリーズ(主に19〜24・5センチ)が発売された平成15年当時はそれほどでもなかったが、小学生の間で口コミで広がり、16年度に70万足を販売。100万足売れればヒット商品といわれる子供用運動靴の市場で、テレビCMを流し始めた17年度には160万足と驚異的な数字を記録した。
さらに18年度は300万足、19年度は450万足と拡大。1000万足とされる市場規模で実に45%を占める計算となり、企画などに携わったシューズ商品企画開発部長の津端裕さんは「これほど売れるとは思わなかった」と話す。
開発にあたって、アキレスが打ち出したのは「オン・スクール」というコンセプトだった。「校庭や運動会で、いかに速く走れるかを考えた」と津端さん。
運動会では左回りで走るケースが多いことから、靴底を正面に見たとき両足の右側にグリップ力を高めるスパイクを付けて左右非対称とした。さらに、靴が足の動きについてくるような屈曲性を持たせて「コーナリングに強い」ことをアピール。これが小学生に支持された。「運動会で速く走るのは小学生の夢。瞬足はその夢を実現できる道具で、子供をワクワクさせている」と津端さんは言う。

