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「食のごみ」リサイクル不足 地産地消で自給率アップ (2/3ページ)

2008.5.15 07:51
このニュースのトピックス少子・高齢化社会
耕作放棄地を再生させる「うら谷津再生プロジェクト」で、稲の種まきをする茨城大の学生ら=茨城県阿見町耕作放棄地を再生させる「うら谷津再生プロジェクト」で、稲の種まきをする茨城大の学生ら=茨城県阿見町

 食品リサイクル法では、食品関連事業者に食品廃棄物の再生利用や減量を義務づけているが、肥料などへの再生利用の実施率は平成18年度で46%。実施率を上げるだけでなく、堆肥をどのように農家に戻していくかが課題となっている。

 茨城大学農学部の中島紀一教授は「食べ残しなどの生ごみだけでなく、人間や家畜の糞尿も含めて『食のごみ』とすると、食料の約6割を輸入している日本にとどまる食のごみは、圧倒的に過剰で、いわば糞詰まりの状態」と指摘する。

 そもそも食料自給率が79%だった昭和35年には、現在のような問題はなかった。当時は、国内でできたものを食べ、そこから出た生ごみを飼料や堆肥として用いる循環システムがうまく働いていたためだ。

 それが、農家の高齢化や化学肥料の使用などで、昭和40年に10アール当たり約507キロだった稲作での堆肥の使用量は、平成9年には約125キロと4分の1に減少。耕作地そのものも減り、耕作放棄地の面積は昭和50年の約10万ヘクタールから、平成17年には約38万ヘクタールと約4倍になっている。食料自給率39%の今、堆肥を作っても、堆肥をまける農地が十分にないのが実情だ。

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耕作放棄地を再生させる「うら谷津再生プロジェクト」で、稲の種まきをする茨城大の学生ら=茨城県阿見町
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