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安心、定額制タクシー 乗る前に料金算出 (1/2ページ)
事前に決められている料金で走る定額制タクシーが広まっている。渋滞に巻き込まれても料金が上がる心配がなく、財布の中身と相談して安心して乗れるのが魅力。タクシー会社にとっても単価の高い客を効率的に確保できる利点がある。初乗り料金の値上げなどで拍車がかかるタクシー離れの打開策として、参入する事業者が増えてきた。(海老沢類)
■予約客は急増
昨年9月にオープンした国内唯一の定額料金タクシー予約サイト「らくらくタクシー」(www.rakurakutaxi.jp)。サイトを利用して予約する客の数は今や、開設当初の10倍に増え、登録するタクシー会社は200社を超えた。
「渋滞にはまったり、運転手が道に迷ったりしても料金が上がる心配がない安心感が評価されている。長距離で料金が多少高くても、料金が明確に決まっていれば需要はあるということ」とサイトを運営するトラン(東京)の藤原和江社長は自信をみせる。
タクシー会社が定額サービスを提供するには、ルートごとに国土交通省の認可が必要になる。このため、これまでは空港と遊園地の間など一定の施設を結ぶ区間にほぼ限られ、使い勝手はあまりよくなかった。そこで、トランはJR北海道の子会社、北海道ジェイ・アール・サービスネット(東京)と業務提携。国交省へ届け出る必要がない「旅行商品」としてサービスを提供することで、利用者が出発地と到着地を自由に選べるようにした。
予約はサイト上で出発地と到着地、時間などの必要事項を入力して行う。東京駅−横浜駅間なら9620円(通常1万1000円前後)といった具合に、一般的なタクシー料金との比較も表示される。東京都内なら3000円以上で利用できるという。
一般的なタクシーは乗った距離と時間に応じて料金が決まるが、らくらくタクシーでは最短距離を基に料金を算出する。「時間を加算しないため、通常より3割ほど安くなるケースもある」(藤原社長)という。

